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コラム

「家族」って・・・外から見える印象と実際の中身

掲載日:2017.10.03

こう見えて(どう見えて?)、けっこうテレビっ子です。
いろいろなことに興味があって、見たい番組は全て録画します。
「時間がなくて忙しいと言っている割には、よくこんなに録画しているね」と娘にあきれられます。

後日観る時には、コマーシャルや不要と思われるところは飛ばして観るので、
1時間番組を30分で観終わることもあります。
逆に、じっくり理解しながら観たい番組は、何度も巻き戻して確認しながら観るので、
1時間番組を2時間近くかけて観ることもあります。

「しくじり先生 俺みたいになるな」も、けっこう好きで、興味がある人の時には観ていました。
最終回はボクシングの亀田興毅さんと父親の史郎さんでした。
ボクシングの亀田と言えば、いろいろと問題行動があり、バッシングも受けた親子です。

彼らが自分たちのやらかした問題行動(しくじり)を赤裸々に話す中で、
私の中でも「ああ、そんなこともあったな」と記憶がよみがえってきました。

次男の大毅さんの試合の時に反則を指示したり、テレビでヤクザまがいの言葉で喧嘩をしたりと、
そんな父親の史郎さんを見て、当時「なんという親だろう」とあきれる気持ちを抱くと同時に、
なぜか史郎さんと3兄弟に惹かれる自分を感じていました。

3兄弟は父親の夢の実現のために理不尽なこともたくさん強いられてきたでしょう。
でも、息子たちからは、いつも「親父が好き」ということが伝わってきました。

「亀田家」は、外から見るとしつけも教育もなっていないと見られがちでした。
実際にそんな面が強かったと思います。
そんな「亀田親子」は日本中からバッシングを受け、史郎さんはその言動により
日本ボクシング界を事実上の追放となりました。

番組では、父親の史郎さんが自分の愚かさを告白し、世間や息子に謝っていました。
「この人の魅力はこういうところにあるんだな」と感じました。
やったことの良し悪しは別として、人間的に熱くていつも本音の人なのでしょうね。
そして子どもたちは、そんなお父さんに時に反発しながら、そしてあきれながらも、好きなんです。
だからこそ、「3兄弟が世界チャンピオンになって、親父のボクシングが強いということを証明したい」と頑張れたんですね。
そして、今は末っ子のお嬢さんが「パパ、ボクシングを教えて」「私、世界チャンピオンになる」と言っているそうです。
お父さんのことが本当に好きでなければ、こんな言葉は自分からは出てこないと思います。

確かに言動は悪いことが多かったです。
でも、父親としては子どもたちに愛されていた史郎さん。
そして、そんなふうにお父さんを愛する気持ちを育んだお母さんの存在は大きかったと思います。

離婚したという噂も耳にしましたが、離婚しようがしまいが、
お母さんが今の亀田家の大切な部分を育てたことは間違いない気がします。
お母さんもきっと、人間的に魅力的な人だったのでしょうね。

興毅選手が初の世界タイトルを手にした時、「親父のボクシングが世界に通じると証明できて良かった」と、
チャンピオンベルトを自分の腰よりも先に父親の史郎さんの腰に巻いたことはよく知られています。
また、彼が2階級制覇をした時には、「2本目の世界のベルトはお母さんに捧げたい」と言いました。
このような言葉からも、子どもたちは父親のことも母親のことも「好き」だったことがわかります。

番組で史郎さんは自分のことを「未熟」と表現し、これまでのことを謝罪していました。
興毅さんに、「こんな親父についてきてくれてありがとう」と涙を流していました。
そう、未熟で教養もなく、批判される言動も多々あった人です。
でも、子どもの前で泣いて謝れる親を、感謝を伝えることができる親を、私はステキだと思います。
不器用な彼は、何事にも全力で本音でぶつかり、全力で怒り、全力で愛する人なのでしょう。
いつもそこに「ウソがない」人なのでしょうね。

番組の最後で興毅さんが、「自分たちの中では、世界一の最高の親父だと思っている」と言っていました。
辛いこともたくさんあったでしょうが、一緒に乗り越えてきた「幸せな親子」だと感じました。

そんな亀田家のことを思うと、今、私が相談に乗ることの多い親子の問題に思いがいたります。
成人になっても親に苦しむ子どもの話を聞いていると、多くの家庭が、
教育レベルが高かったり経済的に豊かだったりなど、社会的には「素晴らしい家庭・家族」とみなされていました。
そんな中で、子どもたちは傷つけられ、40代50代の大人になっても
心の傷を引きずり生きづらさを抱えて苦しんでいます。

「教育やしつけがなっていない」とバッシングされた「亀田家」では、子どもたちが親のことが大好きです。
それとは対照的な、教育的にも社会的評価も高い「家庭・家族」で育てられた少なくない人たちが、
親に苦しみ、癒えない傷を抱え、親を恨み憎んでいます。

「家庭・家族」とは、外から見えるものと、実際にその中身が違うものであることを改めて思います。

大人になっても生きづらさを抱えて苦しむ人が育つ家庭に、
「あってはならないもの」と「なくてはならないもの」は、何だと思いますか?・・・


余談ですが、、、
ボクシング女子ではありませんが、10月22日の村田諒太とエンダムの試合は、
録画ではなく、リアルタイムで観るつもりです。