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コラム

【道徳】は、教え込むのではなく

掲載日:2017.05.30

 北海道は爽やかな季節で、旬のアスパラは美味しくて、北海道に住む幸せを感じています。同時に、この国の南、沖縄では、そこに住んでいる人たちが大切にしたいことを権力や暴力で踏みにじられていることを思うと、やりきれない気持ちになります。あれほど「嫌だ」と言っている沖縄の人たちの思いを力でねじ伏せる以外に、もっと子どもたちに「意見が違った時のお手本になる」ような振る舞いを示してほしいと思うのは、私だけなのかなぁ。この爽やかな北海道で、この日本という国(だけじゃないと思いますが)で、特に政治や行政の上層部でなされていることに、憤りを抱きながら過ごしています。
 こんなことは今に始まったことではないけれど、なんというか、生き方が醜い大人が上層部に多すぎる気がします。決して私の生き方が美しいとは言いませんが、せめて政治や行政の上にいる人たちは、子どもたちに恥ずかしくないような生き方や行いをしてほしいと思います。しかし、現状は子どもたちに目隠しをしたいくらい恥ずかしい大人たちが多すぎる気がします。それとも、政治や行政(に限らず)の上層部に存在する人たちというのは、人として恥を知らない人でなければそこまで進めないのかしら・・・?(もちろん、誠実で一生懸命な政治家や官僚さんたちも存在していることは知っています。)
 この国は「道徳教育を強化する」として、いろいろな策を講じています。でも、道徳って教えるものではなく、人の在り方を見て自然に心の中に育っていくものだと私は思います。教えられるものでも強制されるものでもありません。ましてや、教科書の「パン屋さん」を「和菓子屋さん」に書き換えさせたり消防団の「おじさん」を「おじいさん」に書き換えることで、子どもたちに道徳心が育つとは、とうてい思えません。
 文部科学省のHPに載っている学習指導要領から、特に国が推し進めようとしている【道徳】をチェックしてみました。今話題になっている政治や行政上の問題に照らし合わせてみます。
 ≪生きる力≫【第3章 道徳】の 『内容』のいくつかを抜粋してみると、小学校1,2年生のところには、「よいことと悪いことの区別をし,よいと思うことを進んで行う。」「うそをついたりごまかしをしたりしないで,素直に伸び伸びと生活する。」「約束やきまりを守り,みんなが使う物を大切にする。」「働くことのよさを感じて,みんなのために働く。」とありました。
 3,4年生のところには、「正しいと判断したことは,勇気をもって行う。」「過ちは素直に改め,正直に明るい心で元気よく生活する。」などと書いてあります。5,6年生では、「公徳心をもって法やきまりを守り,自他の権利を大切にし進んで義務を果たす。」「だれに対しても差別をすることや偏見をもつことなく公正,公平にし,正義の実現に努める。」など。
 今の政治や行政に携わっている人たちは、これらを小学生に教えることができますか?私だったら、教えるどころか恥ずかしくて「穴があったら入りたい」と思います。そう思えない人たちには「穴を掘ってあげるから、ほら、ここに入りなさい」と言いたいくらいです。子どもたちに道徳を言う前に、「顔を洗って出直して来い!」と言いたいです。
 立派じゃなくていいです。せめて人として恥ずかしくない言動をしましょうよ。悪いことや間違ったことをしたら、「ごめんなさい」を言い反省しましょうよ。子どもたちに強制する前に、まずは大人が模範を示しましょうよ。教え込むのではなく、「いいな」と感じてもらえるような生き方を、まずは大人がしましょうよ。
 自分の知り合いや思想信条に合った人たちを優遇している疑惑(ほぼ事実と思います)が次々と表ざたになっています。これまでも政治家のそのような振る舞いはあったと思いますが、これほど表に出てくるということは、かなり大胆にいろいろとやっていると推測します。まさに隠し切れない氷山の一角が見えたということでしょう。
 つい最近では、総理と懇意のジャーナリストが知り合いの女性への準強姦容疑で逮捕寸前までいったのに、「上の指示」ということで逮捕が見送られたと知りました。まるでドラマのようにこのようなことが行われるのですね。発表すれば自分自身はもとより家族までもが辛い思いをするということがわかっていて公にした女性に、嘘はないと私は思います。
 今、改憲やテロ等準備罪を新設する法案などが、論議されています。賛成・反対どちらの意見にもまずはしっかりと耳を傾けて、自分なりに判断したいと思っています。その過程で思うのは、どちらの立場の人たちも、基本的には一生懸命にこの国のことや国民のことを考えてくれている人たちが多いということです。
 そこで私が問題だと感じるのは、やはりそれを施行・運用する人たちの資質です。法律というものは、解釈と運用でどうにでもなってしまうものだと思います。今のままでは、自分たちとは異なる考え方をする人たちを排除するためにはどんなことでもするし自分たちの都合に合わせてルールを捻じ曲げたり平気でうそをつく人たちに、どのような法律をつくることもましてや憲法を変えることやその運用を、とてもじゃないけどまかせられないと感じます。だからやっぱり、権力のある立場の人たちが自分たちに都合のいいように勝手なことをしないように、最低限の縛りをかけておくことは必要な気がします。
 もっと人として品性のある人たちになら安心して任せられるかもしれないけれど、現状を見ている限り、信頼ができないと私は感じてしまいます。
 子どもたちに【道徳】を教える前に、【道徳心】をはぐくむ必要がある大人たちが多すぎるのではないでしょうか。
【愛国心】を教え込む前に、「素晴らしい大人たちが多くて、日本って素敵だな」と、まずは思わせてほしいと思います。
 それにしても、村田諒太、カッコいいな!
おうぎ