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コラム

婆々になりました

掲載日:2015.04.01

 春の日差しが柔らかくベランダに注ぎ込むある日、見知らぬ声の男性から電話がありました。「浜田さんのお宅ですか?」と問われ「はい、そうです」と答えながら、(オレオレ詐欺?)(ウチ、そんなお金ないよ)なんて瞬時に思いました。すると「こちら○○保健所です。以前に捨て猫を引き取ってくださるという連絡をいただいていましたが、お気持ちは変わっていませんか?」ということでした。年末に保健所に連絡をしていましたが、今日捨て猫が持ち込まれたとのことでした。「待ってました~!」ということで、早速車を飛ばして隣町まで引き取りに行きました。
 保健所の小さな小屋にその子たちはいました。他に2匹の犬たちも同じ小屋の中にいて吠えています。3匹の子猫は体を寄せ合って震えていました。3匹とも引き取れたらいいのだけれど、そうもいきません。子猫だからきっと良い引き取り手が見つかるだろう、殺処分にはならないだろうと自分に言い聞かせて、1匹を引き取ってきました。あの吠え続けている成犬のワンちゃんたちにも午後に引き取り手が来てくれるとのことで安心しました。
 ということで、、、来ましたよ~! 2年ぶりのにゃんこです。リビングに飾ってある『めい』の写真に少し申し訳なさを感じながらも、うれしい気持ちは弾んでいます。子猫と言ってもけっこう大きくなっていて、たぶん小学校高学年くらいな感じの大きさです。初日は買ってきた子ネコ用のエサも食べず水も飲まず、心配な夜を過ごしました。翌日の午後にやっとエサも水も取るようになってトイレもしてホッとしました。私にも慣れてずっと抱っこをせがみます。一日中抱っこです。何をするにも片手で抱っこをしながらです。その日は一日中彼女中心に過ごしました。私の胸の上で喉をゴロゴロ鳴らしながらちっちゃな手でグーパーする仕草や、膝の上で丸くなって眠っているその存在は、ただいるだけで、う~ん、天使~♡♡♡~
 なんて思っていたのは、1日2日くらいでした。慣れてくるとこのヤンチャ娘は大変でした。テーブルの上の物はひっくり返す、仕事机の上の資料にはダイブして全部床に落とす、新聞を読もうと広げればその上に寝そべり、パソコンを開けるとキーボードの上をお散歩です。書き物をしているとペンにじゃれついてきます。どこに行くにも足元についてくるので踏みそうになることはしばしばです。私のお気に入りの椅子は彼女もお気に入りのようで、いつも先に取られ爪とぎまで始めます。洗濯カゴに入れてあったソックスはかじられて穴があいてしまいました。ダメということは全部やるという感じです。平穏な一人暮らしが激変して、もうクタクタです。
 仕事の時には隔離して、というより私が隔離されたように部屋のドアを閉めてセッションをします。夜はしっかり睡眠をとりたいので寝室には入れないことにしました。その夜は階下でドタバタと大騒ぎをしている音が聞こえましたが、聞こえなかったことにして眠りました。翌朝起きてみると、いろんなことが起きているのを目撃する羽目になりました。う~ん・・・・・。
 でもね、可愛い声で「みゃーん」と鳴かれると、「わかったよ」「いいよいいよ」と抱っこしてしまいます。先日は、いつになく静かだな~と思っていると、ナント!片づけようと奥の部屋に置いておいた今シーズンに買って2回しか使っていなかったカシミヤのストールがぁぁぁ!!!・・・(涙) ずたずたになったストールの穴から顔を出し、つぶらな瞳で「みゃーん」。。。もう言葉が出ない。。。 「うん、、、そんなところに置いた私が悪いよね」。そう、キミは悪くないよ。 
 トイレはちゃんとできるし、と言いたいところですが、一度階段にかわいいウンコがしてあってもう少しで踏むところでした。でも、粗相はその1回だけですし、爪とぎを現行犯で見た時には叱ればもうそこではしません。今は教えたところで爪とぎをしています。たまに間違って私の椅子でしてしまって、はっと気づくのか私の顔をきまり悪そうに見たりします。いいところもあるんです。そう、子育てと同じで、(たとえ少なくても)良いところをちゃんと認めてほめて、悪いことは現行犯でその場で叱る。それに尽きますね。
 私がヨガマットの上でストレッチをしていれば、横に来て一緒にストレッチを始めます。私よりずっとしなやかでセクシーな動きに、思わず笑っちゃいます。ボイラーの裏側など普段手の届かない所にももぐりこみ、出てきた時には返却日のダスキン状態です。ホコリだらけのその状態で『抱っこ!』とばかりに突進して来られると、ぎゃー!待って!と叫びたくなります。この子が来て以来、我が家には私の悲鳴と笑い声が増えました。
 我が娘は10日間に渡るパタゴニア地方の旅が終わり、先日NHKでも特集をしていた「天と地が一つに溶け合う」という『ウユニ』に今日着いたと連絡がありました。そんな娘には孫はまだまだ期待できそうにないので、私はこのにゃんこの婆々になった気分です。何をやっても孫は許せちゃう。そんな感じです。
 孫の話って他人が聞いてもどうってことのないことが多いと思うけど、それをうれしそうに話す『婆々バカ』に私はすっかりなってますね。しょうもない話でごめんなさい。