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コラム

攻撃はしないけれど

掲載日:2016.01.30


 小包が届きました。差出人は、九州に住むかつてのクライアントさんです。「?」と思って開けてみると、地元の有名温泉の湯の華エキス配合の入浴剤とピール(ビールではありません)が入っていました。年賀状で私が去年スティーブンスジョンソン症候群を患ったことを知って驚いた、とありました。「紀代子さんが無事で本当によかったです」とメッセージが入っていました。
 彼女とのコーチングは4.5年前に終了し、その後は毎年年賀状を送ってくれて、年に一度お互いに賀状で近況報告をする程度でした。そんな彼女が、忙しい合間を縫って私のために心を込めて品物を送ってくれた・・・。送ってもらった入浴剤を使ってお風呂に入る前から、もう心も体もほっこりしてきました。ざぼんとかぼすのピールがこれまた美味しかったです。
 ご縁があったクライアントさんたち・・・。一番古い人は、私がコーチとして仕事を始めた10年以上前にクライアントになってくれた人で、今でもその方とは親しくしています。コーチング終了後も親しくつながっている人もいれば、年賀状で近況報告の人もいます。そして、今どんな関係であっても、私は元クライアントさんたちのことをいつも心のどこかに感じています。
 仲間のコーチたちから、「あなたのクライアントさんへの思いは仕事以上のものだね」とよく言われます。それが良いか悪いかはわかりませんが、私にとってはコーチングが終わった後もクライアントさんは大切な人に変わりはありません。何かにつけてその人のことを思い出し、より良い人生を生きていることを祈っています。
 今回は、そんな私の思いが一方通行ではなかったことを伝えてくれる出来事のような気がしました。もちろん、物が送られてこなくても(当たり前ですけど)、私の年賀状を読んで多くの方が驚き、そして生還したことに胸をなでおろしてくれたであろうことは想像にかたくありません。(何人もの方たちからは、お手紙をいただきました。)そんな方たちの思いが今回は一つの形として届けられたような気がして、素直にうれしい気持ちになりました。
 ・・・と、ここで終われば美しい話で終わるんですけど、そうはいかないのが私らしいというか・・・。
実は小包が届いた同じ日に、ある人からメールが届きました。彼も数年前にご縁があった人です。相変わらず含みを持たせた文面の上、私と話したくなったのでメールしたとのことです。数年前にお仕事をしたある企業の社員さんでした。良くも悪くもとても頭のいい人でした。すっかり忘れていた不愉快な思い出が一気によみがえってきました。自分の利益のために他人を巧みに操作し、そうと気づかれずに自分の有利に事を進める人でした。そういう彼のやり方が、私には透けて見えました。そんな私のことが煙たかったのだと思いますが、彼はその巧みさで私を追い出しにかかりました。結局私は彼の仕掛けたことに対して抗議も批判もすることなく、黙ってその会社を去りました。悲しい気持ちでした。関わった社員さんたちがもっと私と仕事をしたいと強く願ってくれていたのに、そこを引き裂かれるように私は去らねばなりませんでした。私も彼らをもっともっと育てたかったという残念な気持ちが大きかったです。
 それから数年後に、こうしてその時の彼から何事もなかったかのようなメールを受け取りました。 わざと足をひっかけて転ばしておいて、私が何事もなかったかのように立ち上がって黙ってその場を立ち去ったからといって、あなたが何もしなかったことにはならないのですよ。あなたがしたことを、私が気づかなかったとでも思っているの?謝ることもなく数年後に笑顔で近寄ってきて「話がしたい!」と言われても、「はいそうですか」とは私は言えません。
 私の誠意に対して不誠意や悪意で関わった人に対して、私は批判も攻撃もしません。そのような場合には黙ってその場を去ります。でも、されたことを忘れているわけではありません。批判も攻撃もしないけれど、心からの反省がない限り受け入れることもしません。
 彼には、「メール、受け取りました。私と話がしたいとのことですが、私にはあなたと話したい気持ちはないので、ご遠慮させていただきます。」と返事をしました。その後にまたメールが送られてきましたが、彼の仕掛けたゲームに乗る気はありませんので、読まずに削除しました。
 巧みな彼のことだから、このコラムもチェックしているかもしれません。どうぞ読んでくださいな。あなたが会社や社員さんたちにしたこと、特に弱い立場の人たちに対してしたことを、気づかれていないだろうと思っているかもしれませんが、そんなあなたの行為に対する私の答えはこれです。