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コラム

1ヶ月の出来事

掲載日:2015.09.28


 事情があり、少しコラムをお休みしていました。事情説明はのちほどということで、まずは前回の訂正をさせていただきます。前回、「娘がモロッコの友人の別荘にお世話になる」と書きましたが、あれは私の大きな勘違いでした。モロッコは相変わらずの貧乏旅行で、安宿に泊まりダニに大量に食われたり、ぼったくられそうになってケンカをしたり、50℃のサハラ砂漠をエアコンが壊れて熱風しか出ない車で移動したりと、何でも順調に行くヨーロッパに少々飽きていたので、予定通りに行かないモロッコの旅を楽しんだようです。
 そして8月26日のトマティーナを目指してスペインに入った直後の24日に、急きょ日本に帰ってくることになりました。それは娘の事情ではなくて、私の事情からでした。
 8月24日に、私は医師から処方されたピロリ菌除菌薬で重篤なアレルギー反応を起こし、大学病院に緊急入院する事態となりました。スティーブンス・ジョンソン症候群というもので、もう少し対応が遅れていたら呼吸困難で死んでいたかもしれないというけっこうシビアな状態でした。失明の危険もあったのですが、すぐに眼科で適切な処置をしてもらったおかげで失明も免れることができました。顔は赤くアンパンマンのように腫れ上がり、体中に赤い発疹が出て数日間は発狂しそうな痒みにおそわれました。大量のステロイド剤の服用と並行して最強度のステロイド外用薬を足の先から頭皮まで体中に朝晩2回塗布され続けました。
 それだけでもけっこうドラマチックだったのに、さらにおまけがつきました。大学病院の皮膚科に運ばれたがゆえに見つけられた皮膚癌でした。
 以前にも書いたかもしれませんが、最近の私はストレスらしいストレスもなく(これはタナボタでストレスのない環境にいるのではなく、ストレスの怖さを十分に認識しているからこそ心がけている結果です)いたって健康に快適に生活しているため、癌にならないような気がしていました。でも、なるとしたら昔の生活習慣や病気の影響で、婦人科系か甲状腺か皮膚癌だろうと思っていました。そして死ぬなら癌で余命半年と宣告されてその通りに死んでいきたいと思っていました。
 ですから、皮膚癌と告げられた時には微塵も動揺はなく、「わぁ、予定通りだ」と思いました。却って身内や友人たちが動揺していることが不思議な感じでした。私自身は、いよいよ来年4月に向けてカウントダウンか・・という引き締まるような気持ちでした。でも今回わかったことは、『死に方』も自分一人の意向ではなかなか決められないものだということです。初期の癌だということで、いろいろな人の意見を聞いたり情報をもらったりして、結果今回は手術を受けることにしました。
 9月17日に手術を受け、24日に抜糸をしました。私の抜糸の日 24日は、タレントの北斗晶さんが乳癌で右乳房摘出手術を受け、川島なお美さんが胆管癌で亡くなった日となりました。まだ子どもさんが小さくもっともっと生きたいと願っている北斗さんがリンパへの転移もあり今後も癌と戦うことになり、舞台に立つことを願い続けた川島さんが亡くなり、一方で死ぬ準備と覚悟ができていた私が右乳房と脇の間のあたりにできた癌でリンパ節にも近かったにもかかわらず転移もなくもうしばらくは生かされることになったことに、とても思うところがあります。できるなら、私の強運を北斗晶さんに分けてあげたいと願います。子どもが小さければ、私もこんなに穏やかに癌と向き合うことはできなかったと思います。
 今後はアレルギーを起こした3種類の薬の服用を避けることを生涯注意しながら生活することになりますが、ここに書き切れない大小いくつものラッキーが重なって今回は生かされました。手術をしてまだ日が浅いので重いものを持ったり高いところに手を伸ばすことはできませんが、亡くなる命がある一方で、1ヶ月の間に2度も生かされた私の命の意味を考えている日々です。