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コラム

6月23日  沖縄慰霊の日

掲載日:2017.06.27

6月23日が沖縄戦終結の日とされる「慰霊の日」であることを
知っている人はどれだけいるでしょう。
6月23日当日に、沖縄に気持ちを向けた人はどれだけいるでしょう。
「そういえばニュースで言っていたかも」くらいでしょうか?

こんなふうに書く私も、偉そうには言えません。
5,6年前までの私は、「辺野古」と言われてもピンときませんでした。
「沖縄の人たちは何に反対しているの?」というのが正直なところでした。
でも、ニュースで時々取り上げられるようになって、
「そこで何が起きているの?」と疑問を持つようになりました。

20代の頃は、ANA社員として特典航空券で毎年沖縄に行っていました。
今のようにメジャーになっていなかった竹富島が好きでした。
沖縄本島には目もくれず、離島でのんびりとリゾートしていました。
(それで日に焼けすぎて「皮膚がん」になったのかもしれません。)
若いころの私にとって沖縄は、「遊ぶところ」でしかありませんでした。
沖縄戦なんて知らなかったし、慰霊の気持ちなどみじんもありませんでした。

今思えば沖縄の人たちに申し訳ない気持ちです。
でも、若いころの私や今も沖縄戦のことをほとんど知らない人たちを
責めることはできない気がします。
だって、太平洋戦争の最後にアメリカ軍が沖縄に上陸して
沖縄の地が凄まじい戦場になったことなんて、
そこで多くの沖縄の人たちが亡くなったなんて、
そんなことはほとんど教えられてこなかったのですから。

教えられなければ知ることができません。
情報がなければ知ることはできません。
意図的に私たち本土の人たちは、沖縄戦のことを知らされずに来たのでしょうか。

しかし今は、心あるマスコミが、時々沖縄のことを伝えます。
私もそんな情報から、沖縄のこと、沖縄戦のことを、もっと知りたいと思うようになりました。

沖縄が戦場になって、「沖縄県民の4人に1人が亡くなった」
という事実さえ知りませんでした。

ちょっと想像してみてください。

これって、自分の家族や知り合いがたくさん亡くなったということですよね。

そして「4人に1人」が亡くなったということは、
その何十倍もの人が負傷したということですよね。
ということは、当時の沖縄では、お年寄りから赤ちゃんまで
戦争に巻き込まれない人はいなかったということですよね。
「地形が変わるほど爆撃を受けた」というのですから、
どれほど恐ろしかったことでしょう。

そんなことを知って、数年前から沖縄本島に行くようになりました。
沖縄戦という事実をある程度知ってから沖縄に行ってみると
いたるところにその傷跡があることに気づきます。

沖縄で暮らす人たちの声に耳を傾けてみると、
傷跡だけでなく、今もその痛みを強いられていることを感じます。

沖縄にばかりアメリカ軍の基地が集中していて、安心して暮らせないという現実。
墜落事故ばかりでなく交通事故やレイプやその他の犯罪の被害を受けても、
相手を罪に問えず泣き寝入りを何十年も強いられてきたということ。

そのことだけでも辛いのに、
本土の人たちはそのことを他人ごとのように受け止めている。
「沖縄がそうなのはしかたがない」と心のどこかで思っている。
そういうことが一番沖縄の人たちにとって悲しいことだと思います。

最近私は個人的なことで辛く悲しい気持ちになりました。
起きた出来事も悲しいとか悔しいとかそんな気持ちでしたが、
何よりも悲しかったのは、
その悲しさをわかってほしい人にわかってもらえなかったことです。
悲しみや辛さを受け止めてもらえなかったことが、一番悲しかった。

沖縄の人たちも同じような気持ちなのではないでしょうか?

よその地域にはほとんどないのに
私たちの住む地域にばかり米軍基地があって、
不便や苦痛を強いられているとしても、
他県の人たちはそれを「しかたがないよね」と見ているとしたら、

みんなでずっと大切にしてきた場所を
「米軍基地にするから」と力づくで壊されていくとしても、
どんなに私たちが「いやだ、やめて!」と言っても、
他県の人たちはそれを「しかたがないよね」と傍観しているとしたら、

どんな気持ちになりますか?

沖縄の人たちは、ずっとそんな気持ちを抱えてきたのだと思います。

「他人ごと」ではなく「自分ごと」として、
一緒に沖縄のことを考えていきませんか?
「沖縄のこと」ではなくて、本当は「日本のこと」なのですから。

まず、今よりほんの少しでいいから沖縄のことを知ろうとしてみませんか。
そして知ったことについて、自分の心で感じたり考えたりしてみませんか。
難しいことではありません。
数年前の私が、全く無知なところからそうやってきたのですから。

こうやって「普通の私たち」が 
「沖縄のこと」について感じて考えていくことでしか、
私たちみんなにとって大切なことは守られていかないのだと思います。

今沖縄の人たちが強いられている「苦しみ」に無関心なままでいると、
いつか私たち自身が同じような「理不尽さ」を強いられることになると
私はそう感じています。

まず、同じ日本人として、沖縄の人たちの痛みを一緒に感じるところから。。。