回復のご報告

掲載日:2024.11.19


ご心配をおかけしました。
長くかかりましたが、体調不良からやっと回復しました。

腰や肩や肋骨など整形外科的な故障はありましたが、
こんなに長く体調不良ということは
これまでの私の人生では経験したことがありませんでした。

胃腸も丈夫で、我が家には胃腸薬はありません。
今回、風邪をこじらせたと思い風邪薬を探したところ
2020年に有効期限が切れた未使用の風邪薬が出てきました。
少なくとも5年以上は風邪薬を飲んでいなかったのですね。
頭痛もめったにないので頭痛薬もありません。

内服薬を使うことがないほど健康だった私が
こんなに長く体調不良から抜け出せず、
心理的にもけっこう辛い気持ちになりました。

そんな辛い気持ちの私を支えてくれたのは、
クライアントさんや友人たちでした。

札幌に住むクライアントの1人でもある友人は、
何度も「食べられているのか」「食べるものはあるのか」と聞いてきて、
ついには「気になりすぎて落ち着かないので
ちょっとだけお見舞いに行ってもいいか」と言ってきました。

寝たり起きたりで人を迎え入れるような状態ではなかったのですが、
「受け入れないと彼女の気が済まないのだろうな」と思い
彼女の圧に屈して(笑)、了承しました。

彼女は車に発泡スチロールの箱を積んでやってきました。
中にはレンコンをすりおろしたスープやいろいろな煮物など、
私が何とか食べられそうで元気になりそうなものが4品も
ホカホカした状態で入っていました。

決して料理が得意とは言えない彼女が、
ただ私のために一生懸命に作ってくれたと思うと、
その気持ちがとても嬉しくありがたかったです。

来る直前に、彼女が気に入っているという
お米専門店のおにぎり屋さんのおにぎりも
買ってきてくれました。

ずっとご飯が全く喉を通らずにいましたが、
彼女の気持ちが嬉しくて彼女と一緒に食べてみたら、
小ぶりとは言え一個を丸々食べることができました。

言葉通り、長居せずに彼女はすぐに帰っていきました。
私が食べられたからと、彼女の分のおにぎりまで置いて。

温かいスープや煮物は、その後の私の食欲を支えてくれました。

そんな彼女とは正反対の思いやりを示してくれた友人たちもいました。
ラインやメールを返すことさえしんどかった私に、
一切連絡をせずただひたすらに回復を願ってくれた(と私は思っています)
そんな思いやりも十分に感じました。

私の回復を心を込めて毎日祈ってくれたクライアントさんもいました。

いろいろな人たちが、それぞれの思いやりの方法で
私の回復を願ってくれました。

体は辛かったけれど、そんな気持ちをいただいて、
私はなんとか耐えることができました。

思い返せば、緊急入院する前に体にダメージを受けた予兆がありました。
それを軽く考えていた結果が救急車で運ばれる事態となり、
その後の1か月に渡る体調不良に繋がったのだろうと思います。

また、風邪だと思っていたものも、もしかするとコロナだったのかもしれません。
回復してからもしばらくの間、
好きだった緑茶やコーヒーの味がわかりませんでした。

退院直後に娘が東京から帰ってきて1週間滞在し、
着替えや入浴介助など生活のサポートをしてくれました。
無症状でコロナ感染していた娘からうつったのかもしれません。

今さら原因はどうでもいいことですが、
退院後も続く身体の不自由さとそれに続く体調不良は、
辛い経験ではありました。

病院にも行きましたが、医師は
私が薬によるアナフィラキシーショックの経験者だと知っていて、
薬を処方することを恐れて何もしてくれませんでした。
こういう状況では西洋医療は私の助けにはならないということを実感しました。

今回のことを通して私の中でいくつかの学びや変化がありました。

その一つは、これまで頭ではわかっていたことでしたが、
「肉体を持った老化していく人間としての私」が
「腑に落ちた」ということです。
これからは、もっと丁寧に身体の微細な変化に気づいていこうと思います。

精神面では更に大きな変化を感じています。

ある意味デトックスとも言える体験をして、
私の精神的なものにも何か変化があったような気がしています。

言葉ではうまく表現できないのですが、
たとえて言うと、
「それまで45度の視野で100メートル先しか見えていなかったものが
視野が90度に広がりこれまでより高い位置から1㎞先まで見えるようになった」
というような感覚です。

今回は90度で1㎞先までなので、
まだ「伸びしろ」はあるような気がしていますが、
当面は今回一気に広がった視野に馴染んでいくので精一杯な気がします。

一応「視野」を例にとってお伝えしましたが、
物事の『理(ことわり)』がより広く深く理解できるようになったという感覚です。

同時に自分の内側の認識にも何らかの変化を感じています。

この間、クライアントさんたちにはご迷惑とご心配をおかけしました。
今後のセッションは、クライアントさんの意識で気づくことはなくても、
無意識レベルで更に深い気づきと癒しを促していけるような気がします。

何はともあれ、私が健康でなければ良いセッションはできないので、
今後はこれまで以上に自分の心身の健康に留意して、
そしてこれまで通り私が良い「気」をまとって安定して、
クライアントさんたちに良いエネルギーを循環していきたいと思います。

新規のクライアントさんの受付は12月から再開します。

最後に改めて、
この間、私に思いを寄せてくださったみなさん、
本当にありがとうございました。