努力の余地があるなら

掲載日:2023.10.24


夕方のウォーキング中に雪虫が飛んでいるのを見ました。
「雪虫が飛ぶと、まもなく初雪が降る」 そう言われています。

えっ! まもなく初雪!!
ついこの間まで夏だったのに、秋はどこへ行ったの?
秋にもう少し仕事をさせてあげてほしいです。

本州では各地で桜が咲いたとのニュースを先日見聞きしました。
海でも、南で獲れていた魚が北で獲れるなど生息域が変化しているというし、
何かが少しずつおかしくなっているようですね。

そんな中でも渡り鳥たちは、この季節にちゃんと南を目指しているようです。
我が家の地域は白鳥の飛行ルートです。
毎日いくつもの編隊が声を交わしながら頭上を飛んでいきます。

野生ってすごいですね。
ちゃんと方角がわかって、ルートも間違えずに目的地に到着できるなんて。
しかもあの美しい逆Vの字の編隊で飛んでいきます。

たまに、私のように集団行動から逸脱する輩も見うけられますが、
そんな「はみ出しっ子」を見つけると仲間意識が刺激されて
「少しくらいはみ出してもいいけど、群れに置いていかれないようにね」と応援したくなります。

頭上の白鳥たちにエールを送りながら、
私はほぼ毎日夕方ウォーキングを続けています。

ウォーキングで気づいたことがもう一つあります。
住宅街のエアコン設置率が格段に上がったことです。

夏前は、エアコンを設置している家は1割も無かったような気がします。
でも今回住宅街をウォーキングしていると、室外機が目につきます。
私の感覚からすると、8割くらいの家に室外機が設置されたように思います。

今年の夏は猛暑に苦しんだ人たちが多かったと思いますが、
エアコン製造会社と設置会社は儲かったんだなと思いました。
困っていた人も喜んでいた人もいたんですね。

我が家の裏のお宅も、つい先日室外機が設置されました。
今年の夏には間に合わなかったんですね。
来年の夏は、「ドーンと来い」ですね。

さて私はというと、毎日頑張ってウォーキングや筋トレを続けています。
腰もそこそこ良くなって、テニスも遠慮がちにできるようになりました。

ただ、残念ながら完治とは言えず、以前のように「問題ナシ」には戻れていません。
日常生活は普通に送れていますが、常に腰に違和感があり不安を抱えています。

「これが老化ということなんだろうな」と受け入れざるを得ません。

でもまだあきらめてはいませんよ。
「インナーマッスル」に加えて「アウターマッスル」も鍛える運動メニューを作って、
毎日頑張っています。

「球技」は好きだけど「走る」とか「筋トレ」とか地味な運動は好きではなかった私が
地味に努力を続けているのは、何より「一人暮らし」を続けたいからです。

まだ努力の余地があるというのは幸せなことだと思います。
努力の余地が無くなったら、現実を受け入れます。

『変えられるものを変える勇気を、
変えられないものを受け入れる冷静さを、
そして両者を識別する智慧を与えたまえ』

人生の節々に私が支えとした言葉です。

これは「二ーバーの祈り」と言われているものです。
「祈り」つまり神さまにお願いしているのですね。

お世話になっている言葉なのですが、
僭越ながらそこが私としては少し引っかかっています。

「与えたまえ」=「神さま、与えてください」ということは、
「まだ自分はそうなっていないのでそうならせてください」ということになります。

そこに引っかかりを感じるので、
私の気持ちがフィットするように勝手にアレンジしています。

『変えられるものを変える努力ができることを、
変えられないものを受け入れる冷静さを、
そして両者を識別する智慧が私に備わっていることに感謝します』

そうすると宗教臭さ(?)も軽減するし、
「すでに自分には備わっている」と思うと、
自分に対する自信が増して前向きな気持ちになるような気がします。

ここは私の言葉のこだわりポイントです。

言葉を変えると意識が変わります。
意識が変わると行動が変わります。
行動が変わると結果が変わります。

言葉って大事なんです。

「すでに自分には備わっている」とはなかなか思えない時でも、
「自分の中にその芽がある」と思うだけで、少し違いを感じませんか?

ちょっと感じてみてください。
今あなたが『欲しい能力』や『こうあったらいいなと思うこと』の【芽が自分の中にある】って。
少しでもそれを感じることができたら、あなたの意識はそれだけで変わっていきます。

良い人生を生きるために、ここは大事なポイントだと思います。

「神への祈りの言葉を勝手に変えるなんて!」と
人によっては腹立たしく思う人もいるかもしれませんが、
前向きに生きるために使いやすいようにアレンジしても、
少なくとも私の神さまは、「いいね、それ」って微笑んでくれている気がします。

何事も「善意に解釈・善意に誤解」がモットーの私です。(*^-^*)

この言葉を今の私に当てはめるには少し大げさな気はしますが、
「変えられるものを変える努力を」していこうと思います。

限界まで頑張って、「もうこれが現実ですよ」となったら、受け入れます。
それまでは努力を続けます。