私はバカでも、私の体は賢い

掲載日:2019.10.15


お仕事は、おかげさまでちょうど良い分量でさせていただいています。
そのことにいつも感謝をしています。
それなのに、それ以外のことでとても忙しくしてしまいました。

ボランティアとも呼べないほどの小さな活動を含め、
いろいろなことを一生懸命にやりすぎてしまいました。

「ちょっと疲れ気味だな~」と感じてはいましたが、
「あともう少し」「あと少しだけ」と120%で頑張り続けていたら、ぎっくり腰になってしまいました。

ぎっくり腰になって動けない3日間ほどは、
「なんでもっと頑張れないの」と体を恨めしく思いましたが、
その後は「体が止めてくれてよかった」としみじみ思いました。

もしもぎっくり腰になっていなかったら疲労は限界を超えて、
もっと重篤な症状になっていただろうと思います。

おかげでやっと休むことができて、
その後に控えていたとても大切なトレーニング合宿に何とか参加することができました。

3日間の合宿の初日はまだ疲れを引きずっていたことを考えると、
もしもぎっくり腰になって半強制的に休養を取ることにならなければ、
私はこの大切なイベントに参加することはできなかっただろうと思いました。

私はバカでも、私の体は賢い。
私は「そこそこ頭は良い」と思っているけれど、社会人としては「かなりのバカ」。
そんなバカな私の体さんは、いつもギリギリのところで私を救ってくれる。

ありがとう、体さん。

クライアントさんに「体からのメッセージに耳を澄ませてね」といつも言っているのに、
私自身がそうしていなかったなんて、まったくね。

これを読んでいる私の親しい人たちが「またいつものパターンだね」と笑っているのが
悔しいけれど目に浮かぶ。

「バカは死ななきゃ治らない」って、言えてるかも。
私はこうして「突っ走りすぎては、体からストップをかけられて止まる」ことを
死ぬまで繰り返していくような気がする。

「やりたいことに全力で!」、そしてダウン。。。
私はこれを繰り返して、いつか永久にダウンするんだろう。
「そんな人生もいいかも」と今は思っている。

お葬式で、「紀代子さんは頭はそこそこ良かったみたいだけど、生き方はバカだったよね」
と、みんなに笑ってもらえたらうれしい。