自分を良い状態に保っておく

掲載日:2021.02.02


私にとって怒涛の3か月が過ぎました。

11月中旬に母が亡くなりましたが、
正直その前の2週間の方が私にとってはきつかったです。

心の準備は十分にできていたつもりでしたが、
いざ「その時」がいよいよだとなると、
何とも言えない気持ちが押し寄せてきました。

11月上旬には二人の妹が京都旅行を予定していました。
私の娘は、「第二の実家」と呼んでいる波照間島に行く予定でした。

娘は、島の人たちにコロナを感染させる可能性を心配して
一年近く波照間に行くことを我慢していましたが、
おとうの方から「大丈夫だからおいで」と声をかけられ、
大喜びで行く準備をしていました。

そんな娘や妹たちが母のことで旅を十分に楽しめないことの無いように、
変動する母の容体はすべて私一人の胸におさめて過ごしていたので、
それはけっこうしんどいことでした。

お腹が痛くなるし、常に鼓動が激しくて、しまいには心臓が痛くなって、
「母より先に私が死ぬかもしれない」と本気で思うほどでした。

妹たちや娘が旅を十分に満喫して帰ってくるのを待っていたかのように、
本当に素晴らしいタイミングで母は旅立ってくれました。

そうして母の「お別れの会」を誰もが満足のいく形で終えることができ、
そして12月1月は、たまたま各種の研修や学会が集中しそれらに参加し、
おまけに、まさかこれほど忙しくなるとは思っていなかったので
ボランティアまでお引き受けしていました。

本来の仕事であるセッション以外にそれだけのことをしていたので、
あまりに忙しくて、正直、途中で泣きそうになったこともありました。

どれも人から強制されたわけでもなく、
自分がすると決めた「やりたいこと」だったはずなのに、
あまりに詰め込みすぎると、やはりしんどくなりますね。

そんなこんなで怒涛の3か月が過ぎ、今やっと少しほっとしています。

振り返れば、忙しい中でも、セッションをはじめとして
一つ一つの事柄に丁寧に向き合えたのは、
バランスの良い食事と質の良い睡眠を取ることを心がけたことと、
前回お伝えした「幸せの要素」を常に身近に置いていたことが
大きかったと思います。

これらをいい加減にしていたなら、
きっとただ忙しさに振り回されただけに終わっていただろうと思います。

大変だったけれど、どのことに対しても今満足感があるのは、
自分を良い状態に保つよう心掛けながら
それらに取り組んでいたからだと思います。

何をするにも「自分を良い状態に保っておくこと」は、
とても大事なことだと思います。