幸せの要素

掲載日:2021.01.19


12月、1月の2か月は、とても忙しく過ごしています。

理由は、私の学びのモチベーションを刺激する
学会や研修会や勉強会がたくさんあった&あるからです。

少しだけ例を挙げると、
まずは、今学んでいるトラウマケアのSE(ソマティック・エクスペリエンシング)です。
3年かけて学びますが、1週間のトレーニングを年に二回受ける以外に
1年ごとに個人セッションとコンサルテーションを最低4回ずつ受けなければなりません。

私は個人セッションを受けるテーマがあまりなくてちょっと困っていますが、
それでも丁寧に自分の内側を見ていくと「無いことはない」ということに気づき
それをテーマに個人セッションを受けていきます。

すると、自分が思っていた以上に更に自分が深まっていくことを感じます。
自分の内側を丁寧に感じて向き合っていくと、
人ってどこまでも深く成長していくことができるんだなと改めて感じます。

コンサルテーション(事例検討のようなもの)は出したい課題がたくさんあって、
個人コンサルテーション以外にも、
特に受けなくてもいいグループコンサルテーションまで受けています。

とても刺激があって学びがあって楽しいのですが、
時間がいくらあっても足りないくらいです。
(お金もけっこうかかります。)

SE以外には、3連休にはゲシュタルト療法の大会がありました。
昨年までは、海外の第一人者の講演やデモセッション、
そして様々な分科会が、東京で3日間にわたって行われていましたが、
今年はコロナの影響で実施できないため、オンラインの大会となりました。

オンラインで良かったことは、例年一人しか招へいできない海外講師を、
今年は4人も参加してもらうことができたことです。

講師は、ゲシュタルト療法の生みの親であるフリッツ・パールズやローラ・パールズと
直接親交があったり学んだ人たちが多いので、80代90代の方が多いです。

健康問題もあり、なかなか日本にまで来ていただけない事情がありましたが、
オンラインであれば足を運んでいただかなくても
直接お話をうかがうことが実現できました。

そのような訳で今年は、アメリカ、イギリス、メキシコ、ブラジルの
4か国の講師の話を聞くチャンスが与えられ、大いに刺激を受けました。

中でも興味深かったことの一つは、メキシコやブラジルが、
日本よりもゲシュタルト療法の認知度がずっと高く、
社会の中で活かされていることでした。

日本では、「ゲシュタルト療法」なんてほとんどの人が知らないと思います。
社会の中で活かされているなんて、うらやましいなと感じました。

3日間「ゲシュタルト療法」漬けで、頭は大満足でしたが、
3日間PC画面を見続けていたことによる目の疲労はかなりでした。
オンラインの良し悪しがありますね。

SE(ソマティック・エクスペリエンシング)、「ゲシュタルト療法」、
そしてもう一つ上げるとするなら、「コーアクティブ・コーチング」です。

コーアクティブ・コーチングは、私がこの世界に入るきっかけとなったものです。
15年前にコーチングに興味を持ち、毎月2泊3日で東京に通いました。
基本のコースを終了したのち、上級コースというプロフェッショナルコースに進みました。

順調にプロ試験にも合格しましたが、
当時の私は「今の自分は人さまからお金をいただく実力は無い」と思い、
その後もいくつかのコーチ養成機関の学びを続けました。

ビジネスコーチングの養成機関でも学びましたが、
やはり自分が一番いいなと感じたのは「コーアクティブ・コーチング」でした。

その理由は、コーチングによって「何かの結果を出す」とか「何かができるようになる」
というようなことよりも、「その人の人生がより深く豊かになる」ことを、
コーアクティブ・コーチングは大事にしていると私が感じたからです。

ということで、15年前にプロコーチとして歩みを始めたわけですが、
時々は「初心に帰る」意味も含め、勉強会に参加してきました。

応用コースのまっ最中の人や、上級コースを受講中の人など、
初々しい人たちに交じって、シルバーヘアの私が参加しています。
私ほど古株になると、そのような勉強会に顔を出す人もいません。

たった一人古い人間が参加することにはちょっと勇気も要りますが、
参加してみると新たな気づきがあったりブラッシュアップ出来たり、
オンライン上であっても若い人たちと触れ合って新鮮な気持ちになれたり、
と良いことばかりだと感じます。

12月と1月は、このコーアクティブ・コーチングの勉強会にも参加していました。
トレーナーは私よりずっと若い人になっていました。
そこからまた新鮮な学びが得られた気がします。

そして、この二か月間、「SE」「ゲシュタルト療法」「コーアクティブ・コーチング」に
集中的に触れて学びを重ねていると、気づくことがありました。
この3つは、実は深いところで繋がっていることに気づきました。

単体でそれぞれを学んでいた時よりも、
無意識にこれらを重ねて学んできたことが、
私のセッションをより確実に、そして深いものにしてくれていたことに気づきます。

1+1+1=3 ではなく、1+1+1=5にも10にもなっている。
「学び」とは、面白いものだと思います。

ただ、些末な話ですが、学びたい欲求に任せていくと、万札がどんどん飛んでいきます。

それでも、せっかく与えられた学べるチャンスを無駄にしたくなくて、
普段は節約生活をしている私がお金のことは気にしなくなります。
すると、面白いことに神さまからサポートが届きます。

最近、定期セッションを希望してくださる方が続いています。
ありがたいことです。

クライアントさんから頂いたお金で学びを深め、
そこでバージョンアップした私がセッションを通じてクライアントさんに貢献する。
「お金」と「良いエネルギー」がとてもステキに循環しています。

「これを幸せって呼ぶんだな」と感じます。
あくまで私にとっての幸せです。

「学ぶ=成長する喜び」と「クライアントさんへの貢献」は、私にとっての幸せの要素です。

「幸せの要素」って、人によって色々ですよね。
あなたにとっての「幸せの要素」は、なんでしょう?
その要素は、今は身近にありますか?

私の身近にある「幸せの要素」は、例えば
「仲良く日向ぼっこしている二匹の猫たち」
「朝食後のコーヒー」
「札幌の妹の夫が作ってくれる粕漬」
「この季節限定のバッカスとラミーチョコレート」
「KALDIのシナモンティー」
「まったりと湯船につかる時間」
など、まだまだたくさんあります。

身近にある「幸せの要素」に気づいてみると、
幸せが少しふくらむかも、ですよ。