やり過ぎないようにね

掲載日:2023.09.26


ぎっくり腰になってしまいました。
原因はわかっています。
テニスです。

先週、いつも行く曜日とは別の日にテニスに行きました。
そこにいたのは男性ばかりでした。
男性の打つスピードのある強いボールを遜色なく打ち返せる自分に良い気分になり
ラリーやゲームを楽しみご機嫌で帰ってきました。

ただ、少し腰の痛みを感じました。
いいえ、少しではありません。
けっこうダメージを受けていることを感じました。

にもかかわらず、翌日がいつも行く曜日だったので、
腰に感じるダメージを軽く受け止め、翌日も行きました。

その日は女性ばかりだったので、
それほど負担もなくラリーやゲームをして楽しみました。

しかし、帰ってきてから腰がかなり痛むようになっていました。

いつもの強度なら問題なかったはずですが、
前日の男性たちとの打ち合いのダメージが回復されないまま
身体の状態を軽んじて翌日にもテニスに行ってしまったことで
私の身体の限界を超えてしまったと思います。

そしてその晩、トイレでグキッと「ぎっくり腰」になりました。

いつもクライアントさんに「自分の状態を確認しながらやり過ぎないようにね」と言っているのに、
私はそれを実行していませんでした。
クライアントさんの手本にならない私です。(トホホ)。

起きていても寝ていても痛くて辛いです。
寝返りは、いったん覚悟を決めて痛みに耐えながらでないとできません。
ベッドから起き上がるのも一苦労です。

こんな時に限って、猫たちがゲボをします。
かがむのが辛くて、朝晩の彼らのトイレの始末も大変な思いをしながらやっているのに、
その上さらに家のあちこちに吐いた始末をしなければならないなんて、
「罰ゲームか」と恨めしく思うほどです。

そして問題は、私自身のトイレです。
これが、絶望的になるくらい辛いです。
便座に腰を掛けようとする時の激痛。
立ち上がる時にももう一度の激痛です。

そんな私を唯一(物理的にも心理的にも)支えてくれるのは一本の縦の手すりです。

我が家のトイレは、普通の家庭よりかなり広いです。
車椅子の友人がトイレのことを気にせずにいつでも遊びに来られるようにと、
車椅子が自由に動ける広さにしました。
(おかげで玄関よりトイレが広くなっています。)

その時に友人のアドバイスで付けたのが一本の縦の手すりでした。
他にも手すりはついていますが、よくわかっていない大工さんがつけたので役に立たず、
私は一度も使ったことがありません。

その縦の手すりだけが、腰痛の時にいつも私を支えてくれます。
縦の手すりにしがみつきながら、便座に腰を下ろし腰を上げるたびに
アドバイスをくれた友人に感謝しています。

そして、どんなに痛くても「痛み止め」は、頭がぼーっとして
セッションの時にクライアントさんに集中できないので使いません。

セッションの時には、コルセットをきつく巻いて背中にクッションを入れて
何とか座位を保ってやっています。

不思議なことに、セッションが始まったとたんに痛みのことは忘れます。
しっかりとクライアントさんに集中できる自分に
「私もプロなんだな~」と自分で感心しています。

もう一人の自分が「プロなら、体を壊すまでやり過ぎるなよ」とツッコミを入れてきます。

まあとにかく、なってしまったことはしようがありません。
(同じようなことを繰り返す度に、娘に「お母さんって学ばない人だね」と笑われますが)、
今度こそ反省して、自分の身体の状態に気を配りながら、何事もやり過ぎないように
日常を過ごしていこうと思っています。

どうかみなさん、一日も早く私が回復することを祈ってください。
勝手ながら、神にすがるより私はコラムを読んでくれているみなさんにすがりたい。
よろしくお願いします。