近況報告

掲載日:2025.08.12


6月上旬のこの欄で沖縄のことを書きました。
沖縄の人たちが強いられていることにもっと気持ちを寄せてほしいと、
そのきっかけとして一つの映画「太陽(ティダ)の運命」を紹介しました。

10年以上前のクライアントさんから
「太陽(ティダ)の運命、見てきました」とメールをいただきました。
「私は勉強不足ですね」「知れてよかったです」と伝えてくれました。
嬉しかったです。

戦争が終わってもその後80年間もの間、
沖縄の人たちは他の日本人には課せられていないことを強いられ続けているということを
一人でも多くの日本に住む人たちに知ってほしいと願っています。
これ以上、沖縄だけに負担を強いない日本になることを願っています。

そして、10年以上前のクライアントさんがこうしてコラムを読んでくれていることにも
改めて気づき、静かにコラムを読み続けてくれている人たちの存在を感じました。

元クライアントさんたちや古い友人たちが読んでいることを感じながら、
今日は私の近況報告です。

最近の私はメチャクチャ忙しいです。
と言うか、いつもあれやこれやで忙しくしている私ですが、
夏は畑の収穫に追われるのでいつにも増して忙しいです。

セッションの始まる前、まだ暑くなる前に畑に出て水やりや収穫をします。
去年はキュウリやインゲンに追いかけられる夢を見るほど大量の収穫だったので、
今年はかなり減らしたつもりですが、それでも毎日元気な作物が育っています。
キュウリは一株しか植えていませんが、すでに50本以上収穫しています。

食卓に上っている野菜(キュウリ、ピーマン、トマト、ナス、インゲン、セロリ、オクラ)
そしてブルーベリーは、毎日畑で採れたものです。
新鮮な野菜をいただけることに感謝しながら過ごしています。

それでも食べきれない分は、ご近所さんや友だちに受け持ってもらい、
残りは冷凍します。

夏前にスカスカになっていた中型冷凍庫は、今満杯になっています。
いつもはキリギリスのような私ですが、夏のこの時期は蟻さんになって
せっせと冷凍保存にいそしんでいます。

野菜以外では、新しく始めた趣味のサークルでお友だちが何人もできました。
その中でも初めて親しくなった二人は特別な存在です。

一人は、私をカラオケデビューに誘ってくれた楽しい人です。
とても辛いことを抱えているにもかかわらず、頑張って元気に生きようとしている人です。

もう一人は、外国出身の人です。
彼女からは「きよちゃんは他の日本人女性とは少し違うね」と言われます。

ジェンダーやLGBTQ、社会問題、政治、国際情勢など、
少なくとも彼女が日常で接する女性たちとはそのような話はできないけれど、
私とは本音で話ができると言ってくれます。

意見が違っても、そこから更に深めていける関係って、なかなか身近にはありません。
私も彼女と話をしていると、まともに自分の呼吸ができる気がします。

そんな彼女が夢に出てきました。春頃のことです。
私が本の執筆をして、彼女がそれを翻訳している夢です。

そのことを彼女に話すと、「私、今、翻訳を頼まれてしているよ」と言います。
私は彼女が夢に出てきたこと、そして翻訳も現実なんだと嬉しくなりました。

それから3週間後くらいのことでしょうか、
ある出版社から本の執筆の話がきました。

「これは詐欺では?」という疑いも頭をかすめましたが、
調べてみると小さいながらも出版実績がそれなりにある出版社でした。

もっともそれは、30~40人くらいのプロフェッショナルたちを紹介する企画なので、
一人当たりの担当パートは5~6ページです。

それでも「人生の危機・転機に出会いたいプロフェッショナル」という企画に面白さを感じ、
引き受けることにしました。

するとその2週間後くらいに、今度はまた別の出版社から本の執筆の話がきました。

こんなに執筆の話が重なるなんて「今、ブームなのかしら?」と思いましたが、
先の出版社の話を引き受けた後だったのでお断りしようと思いました。

その前に「一度目を通していただければ」と載せられていた担当者のブログを
軽い気持ちで覗いてみたところ、出版に対する熱い思いが伝わってきて、
「この人と一緒ならやってみたいかも」と思ってしまいました。

先方から提案されたのは「家族問題」についてでした。
それはそれでいいのですが、その時私の中によぎったのは、
「数年前にアマゾンの電子書籍として出版したものを紙の本にしたい」という思いでした。

「そちらを先に仕上げたい」という私の思いを汲んでいただき、
今、以前に書いたその電子書籍の内容を加筆修正しているところです。

そんな話を何気なく先の二人の友人に話したところ、
「きよちゃん、前に本の執筆をしている夢を見たと言ってたよね」と言われました。

あの時は私、友人が夢に出てきたことを嬉しく感じていたけれど、
実は「私が本を執筆している」というほうがメインの正夢だったのかもしれません。

そんな感じで、セッション、畑仕事、本の執筆、サークル活動、と
忙しく充実した毎日を送っています。
 
更には、今年は「北海道日本ハムファイターズ」のにわかファンになっています。
新庄監督になってから気にかかる言動が多く、興味を持つようになりました。

野球にほとんど関心がなくセリーグとパリーグの違いも判らなかった私が、
エスコンフィールドに足を運んで観戦したり、
テレビの試合中継に夢中になったりしています。

ファイターズは、今年はソフトバンクと1位争いをしています。
強いだけでなく、新庄監督は野球の楽しさをいろいろな形で伝えてくれます。
イキイキとした選手たちも魅力的です。

私の推しは、五十幡 亮汰選手です。
確実に塁に出て俊足で盗塁し、相手バッテリーにプレッシャーをかけます。
できれば、守備も卓越しているとなお良い!

私は派手なホームランバッターよりも、
地味でも確実な仕事をする「職人さん」のような選手が好みです。
彼らは、野球の面白さ奥深さを伝えてくれます。

メジャーリーグで活躍している日本人選手で言うと、
大谷翔平選手よりイチロー選手のほうに魅力を感じます。

試合に勝つと「お立ち台」で「ヒーローインタビュー」が行われます。
ピッチャーや、ホームランやタイムリーヒットを打った人が選ばれています。
私の知る限り、五十幡選手をヒーローインタビューで見たことがありません。

でも私の心の中では「今日もあなたがヒーローよ」と思っています。
私と同じように、地味でイケメンでもない(ごめん!)五十幡選手を
地味に応援している「職人好み」は結構いるんじゃないかと思っています。

他球団で言うと、敵ながら周東 佑京選手は魅力的ですね~。
周東選手は、五十幡選手とは対照的に華やかでイケメンですが(笑)。

あとは、ファイターズ時代からファンだったのに移籍してしまった近藤健介選手。
ソフトバンクで活躍する姿を見ると、嬉しい気持ちと複雑な気持ちです。

興味のない人にとっては「なんのこっちゃ」という話だと思います。
お許しください。

そうそう、あと一つ報告がありました。
先日、頭に怪我をしました。

地面に血だまりができるほど出血し、血だらけの私の顔はホラー映画のようでした。
痛さより出血の多さに動転しました。

病院で治療とMRI検査をしたところ、
傷はけっこう深かったものの、幸い脳に問題はありませんでした。

5年前に脳の検査をした時に小さな脳動脈瘤がみつかり、
「一年後に検査に来てください」と言われていたのを忘れていました。

同じ病院だったので、先生がそれも確認してくれて
「ほとんど変わりがない」ということもわかりました。

ついでに「脳の萎縮はどうですか?」と聞いてみると、
「特に気になる委縮はない」とのことでした。

「怪我の功名」と言いますか、怪我をしたおかげで、
脳動脈瘤と脳の萎縮の確認までできて、ひと安心でした。

こんなふうに、時々ドジなこともやらかしていますが、
二匹の猫たちと健やかに暮らしております。

と、ここまで書いたところで、夏風邪をひきました。
3日間寝込み、まだ体調は回復していません。

私は抗生物質にアレルギーがあるので、
対処療法薬しか出してもらえず、こういう時に困ります。
ですから、日ごろから自己免疫機能を高めるように気を付けているのですが。

調子に乗ってあれこれやりすぎて疲れがたまっていたことと、
この暑さと慣れない冷房とで自律神経もストレスを受けていたようです。

皆さまもくれぐれも体調に留意の上、この夏を無事に乗り切られますように。